愛のある日々を

突然沼に落ちるのが特技です

8月の亡霊がTravis Japanに救われた話

なんの話かと言うと、オタクがTravis Japanの好きなところについて考えていくうちに、十年越しの私のトラウマが救われていっているのでは?と気付いた話です。(2020.11少し加筆しました)

 

沼落ちブログはまたそのうち書きたい。そのうち(そのうち)

 

 年明けに素顔4を見てからじわじわと沈んでいったTravis Japanという名の沼。

今まではオラオラしてるグループや事務所ばかり好きだったから、まさか俺がとらじゃ担に?!と某予備校のCM並に驚いた。ダンスを見ているのが好きとか、ミュージカルが好きとか、考えられる理由は山ほどあったし、その理由の数だけとらじゃが好きなんだな〜と思ったんですが、何か物足りない気持ちがずっとあって×MIYAVI特番放映日並びにサマパラを迎えた。

 

結論、

サマパラ本当に最高だった。(当たり前体操)

最高という一言で片付けたくないくらい、オタクとしても毎日が楽しい、生きていてよかったと思える日々だったし、彼らのパフォーマンスが自分にとって生きる元気の源となっていることを実感できる日々だった。あんまり同じ公演を多ステすることがなかった(ジャニオタ歴は浅いけど、若俳推してた時期などは舞台それなりに観に行ってた私、それでも多ステしたの推しがのび太になった舞台くらい)私が、配信21公演全ステするとはと自分でも驚いている。終わったあとの達成感凄かった。でも多ステして(??)全部観ても全然飽きなかった。

サマパラの感想も書きたいけど、今日は勝手に私がサマパラと×MIYAVI特番を通じて気付いた、とらじゃを好きな一番の理由(暫定まだまだ見つかったり爆誕するかもしれん)についてメモしたい。

 

※オタクの自分語りが多少入るので、オタクの自分語りいらねぇ!!みたいな人はまじすいません。どうしても容姿以外の要素で最終的に沼落ちすることが多いので、そうなると自分のパーソナルな部分との関係性を考えてしまうオタクなので…………

 

結論から言うと、「レベルの高いエンタメ、パフォーマンスを実現するために必要なコミュニケーションが何かを考えることを怠らないところ」が好きなんだと思った。必要なコミュニケーションってなんだ??と思ったかもしれないですね。ですよね。わかります。

ちょっと話が変わるかもしれないけど、エンタメに限らず、この世にはスパルタ教育への少し過剰とも言える絶対的賞賛の雰囲気が大なり小なり存在すると思う。運動部の監督に怒鳴られて涙する主人公がのしあがっていく的な……。私もかつてはそういった体育会系のスポ魂話が好きな人間のうちの1人だった。そう、高校までは。

笑ってコラ…て吹奏楽の旅が大好きだった私は、高校を選ぶ際にもちろん部活が強い高校を選んだ。全国大会常連校、最近はいけてないけど、でも予選大会の上位層に毎年必ずいた。でも、そんな憧れの強豪校の日々は、罵詈雑言とヒリヒリとした空気感でいっぱいだった。思い出すと今でも泣けるし、私の心身の傷が辛くなるので多くは書かないけど、一番やべぇwwwwwと思ったのは先輩が顧問から合奏中に「死ね!」と言われた時と、一個上の先輩が鬱で学校すら辞めてしまった時だ。十年近く前だから問題にならなかったけど、今だったら簡単にパワハラSNSをバズらせられるんじゃねぇかなと思う。(やめな)

それでも周りは音大や吹奏楽が強い大学を選んで頑張り続けていた。私は無理だった。死ねと言われてまで音楽やれねぇ……と思った私は弱かったのだとずっと後ろめたかった。元々一般大行こうとは思っていたし、彼らとはそもそものスタンスが違ったのかもしれないけれど、あれだけの罵詈雑言を浴びせられながらも音楽を続ける同級生や先輩後輩のメンタルは何でできているのか今でも謎。高校3年の大会直前にもう無理だと吹っ切れて辞めた。色んな後ろめたさを抱えながら大人になってしまった。

自分は逃げたのだと、罵詈雑言を乗り越えられなかったのだと。

 

 

そうして時は2020年。わけのわからん疫病が流行り出し、おこおもり時間が増えた影響で、冬の時点では沼があるなと思って周囲を散歩していた沼(トラジャ)にどっぷり浸かっていた夏。サマパラの前にまず×MIYAVIの番組があって、それを何度も見るうちに冒頭の結論に至った。

笑って…ラえてで好きだったのはきっと最初はバラバラだった和音がだんだん綺麗に混ざり合っていいステージができあがっていくことで、顧問や先輩の必要以上に圧を感じたり刺のある言葉じゃなかった。

良いパフォーマンスをするために必要なのはお互いが不快に思わないコミュニケ〜ションで、罵詈雑言なんかじゃない。Travis Japanを見て痛感したこと。Travis Japanのかっこいいところ死ぬほどあるけど、何よりも相手を否定せず、でも意見は大切に、パフォーマンスを高め合っていけるところだと思った。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カッコいい。

苛立ちを発散させるためだけの暴言なんていらないとそのカッコいいパフォーマンスで証明してくれるTravis Japanは、あの夏傷ついてボロボロで自分の弱さばっかり責めてた私を確実に救ってくれている。

×MIYAVI、そしてサマパラを通してどんどんかっこよくなっていくTravis Japanが、早くあの顧問の頭の中をぶん殴ってくれますように(概念的な話ね。物理ではなく)